アド アストラ ペル アスペラ 感想(ネタバレ含む)

畑健二郎先生新作のアドアストラペルアスペラ単行本一巻を買いました。
結論から言いますと、僕は結構面白かったです。続刊は買います。まあ月イチ連載らしいので発刊ペースがどれくらいになるのかはわかりませんが。

地球が、外宇宙から来た帝国との戦争にこっぴどく負けて100年。帝国のおかげで地球は、一見これまでで最も平和に見えるが…
そんな時代の地味な高校生・葉月 忍は、学校ではイジメられ、唯一の親友・シャトーちゃんと2人で宇宙に憧れる日々を過ごす。しかしある日、テロを起こそうとするシャトーちゃんを救おうと、忍はうっかり帝国兵器を動かし、法律違反で死刑を宣告される。助かるには…三万光年の旅をして奇跡的に皇帝に出会って直訴する…!? 「逃げるより戦う方をえらびたい。」そう言い切った忍は、絶望的状況だけど絶望はしてない。困難を克服して栄光の宇宙へ… 運命と戦う月イチ連載!  (サンデー公式サイトより)

ぼくは事前にこのあらすじを読んだのですが、これだけだとシャトーちゃんがどうしたのかは書かれてないんですよね。なので実際本を読んだ時には初見と変わらない驚きが得られたと思います。話として大事なところは隠し、けれど漫画の魅力は伝えようとする、あらすじというのは奥が深い表現なのだなあと思いました。

帝国兵器というのはロボットで、SF感の強い漫画なんですが、畑先生こういうのも描けたんだなあという驚きでいっぱいです。ハヤテでも描いてはいましたが、ここまでとは思いませんでした。

ヒロインですが、パティとサテラ、どちらも可愛いですね。ハヤテの人気キャラのいいところを集めたようなキャラデザが出来上がってるような気がします。裏表紙のサテラエロい。

パティが具体的に何と戦っているのかが結局わからないまま話が進んでしまいましたが、そのうち明らかになるのでしょう。ひと波乱ありそうな予感。

突っ込みたいところがあるとすれば、パティの痛み止めですね。それくらい常備しとけよ、という。畑先生も多分それくらいはわかってるだろうと思いますし、話の都合上ああするのが自然だったのかもしれませんが、せめて何かしら薬が無い理由が欲しかったかなと思います。

ストーリー本編にほとんど触れてませんね。主人公は己の正義のために戦おうとし、感心したヒロインがそれに協力する。こういうの好きです、はい。忍はこの先どうなるのでしょうか、というかシャトーちゃんはこの先登場するのでしょうか。忍が地球を離れたらもはや出る幕が無いような気がするんですが。しかしこれはほっといていいものとは思えませんし、続きが気になります。
あとはとにかく、母さんかっこいいっす。

こんなところです。シリアス一辺倒ではなく、ハヤテのギャグ路線もかなり受け継いでるので楽しく読めます。
「アドアストラペルアスペラ」、カバー裏の、タイトルの覚え方のおかげで今までは覚えられなかったこのタイトルですがすぐに覚えることができました。感動するレベル。

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※昔のブログからの転載記事 2016/3/2投稿

2019/6/1現在、続きが出ていません。一巻の分で連載が止まってるみたいですね~トニカクカワイイが調子良さそうなので再開するか怪しいです。

 

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