他の映画を見た時の予告で知り、アニメ版は既に見ていたんですが再現度が気になって見てみました。その感想です。あ、原作は未読です。
〇再現度は高かった
特に信と王騎の喋り方がアニメにだいぶ寄せられていて感心しました。人物の造形に関しては、俳優を使っているので少年組の年齢がやたら高く見えたのが違和感でしたが、割とよかったかな。残念だったのは要潤が演じる騰が黒髪かつ目つきが普通で、あの異様な雰囲気を出せていなかったことですね。
〇構成もうまくやってた
134分というアニメに比べると明らかに短い時間で咸陽奪還までやる無理さから色々なところが削られていましたが、漂を失った信の決意というテーマの強調や、咸陽での攻防戦を一番に盛り上げている持っていき方など外してはいけないところは外さなかった、という印象です。ただ中盤だけはひたすらあらすじを見ているようで、ちょっと退屈でした。
〇アニメを見てる人には……？
演出などがアニメとあまり変わらないと言ってしまうとあれですが、新鮮味はあまりありませんでした。長澤まさみがえろカッコいいくらいですかね。
〇キングダム初見には良さそう
咸陽奪還編のストーリーがちゃんとまとまっていて映画としても面白かったと思うので、キングダム初見の方には良い作品かと。問題があるとすれば、中国人である彼らの名前や戦国時代特有の単語を声だけで何言ってるか判断するのが難しいかもしれません。
〇全体の感想としては、
細かなエピソードが時間の都合で省略されていたのは残念だが充分面白く見て良かった、です。